私が幼いころによく見た方が、亡くなるニュースを見るたびに「私も年をとったなぁ」と思います。少し前だと、志村けんが画面からいなくなるなんて考えられませんでしたからね。そして、本日はムツゴロウさんがお亡くなりになったということで、ご冥福をお祈りいたします。
ムツゴロウさんのYouTubeのページを見ると、3月末まで更新が行われていました。更新されているのは別の方ということですが、画面のうちにまだまだ元気な姿を見つけることが出来るので、本当にピンピンコロリの私としての理想的な終わり方を体現されたのでしょうね。
人の最後って、「不自由なヨーロッパ貴族のような生活になる」「リムジンがワゴン車に、執事がヘルパーになる」のようなトークをする募集人もいますが、そうとは限らないんですよね。僕がお客さんなら、「なんでお前にそんなこと言われないといけないんだ!」って思わず言ってしまいそうです笑。
私は某外資系生保にいたときに、まともな商品がなかったので「介護保障と三大疾病の話」を中心にトークを織り交ぜて話をしていましたが、自分の中で「本当に自分の話している内容が自分の中で腹落ちしているのか?」「この疑念は一生持つかもしれない」となり、そんな中お客さんに保険を売るなんてとても出来ないと思ったからこそ、入社半年で代理店に移籍したわけです。
それはさておき、結局老後のリスク管理をどこまでもっておくべきか、ということを考えてみたいと思います。ムツゴロウさんみたいにピンピンコロリで天国へ行かれたなら、私は素晴らしい死に方だと思うんですよね。しかも、ムツゴロウさんのYouTubeを見ていると受け答えもはっきりしているから、ボケてないんですよ。
それに対し、私の祖父はがんで1年ほど闘病して、痴呆も入り、病院や家族に迷惑をかけながら亡くなりました。祖母は脳梗塞で脳が半分死に(発見が遅ければ亡くなっていた)、病院のベッドで胃ろうを受けながら「殺してくれ」との叫びも受け入れてもらえず、10年の介護生活の末、亡くなりました。
死に方って選べないんですよね。とすると、将来自分の理想的な死に方をするためにはどうするか、健康状態をよい状態で維持しつつ、不摂生は避け、リスクを減らす生き方をして長く生きるのか、酒やタバコはやめずリスクを受け入れながら、人生が短くなる可能性のある生活をするのか。
一度、真剣に考えてみてもよいのではないでしょうか。そうすることで、道中の生き方も変わってくると思いますよ。
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