最近、よく資産形成の話題があがっているためか、私のところにも同じような相談が来ます。その際にいつも思うのが、「この人はあくまで自分が元気で健康に過ごすことを前提として考えている」です。
もちろん、「病気するのは年を重ねてからだろう」と思うのは自然なことですが、現代人の生活環境を考えると今や若い人でも病気しやすくなっていますからね。うつ病による就業不能状態やがんによる闘病など、割と聞いたことある人も多いでしょう。
それなのに、自分だけは何故か病気をすることなく、無事に過ごせると思っている。もちろん、そうなる人が大半ですし、そのときに資産形成のツールは非常に役に立ってくれるでしょう。
あとは、単純にリスク管理とのバランスなのです。リスクに対してどれだけ対価を払っておくかで、いざというときの資産形成の難易度が一変します。例えば、変額保険を資産形成の一部として利用するとします。そのときに「保険料払込免除特約」をつけることによって「がん・脳血管疾患・心疾患」になったときに、残った期間の保険料は保険会社が引き受けてくれることになり、自動的に資産形成は終了するのです。
別に保険で資産形成しなくても、がん保険や三大疾病のときに給付金が出る保険に入っていれば、大きな病気の際にも給付金で賄うことが出来るのです。もちろん、給付金は治療費などに使うものなので、どこまで賄うことが出来るか疑問もありますが。
大筋の資産形成は積立NISAやiDecoを活用し、保険はいざというときのために入っておく、というのもありですし、リスク管理を最大限にして保険で資産形成も十分ありだと考えています。もちろん保険関係費用がひかれるので保険のほうが増加率は悪いですが、家族持ちだと死亡保障は必要でしょうし、大病に対するリスク管理も出来るのですよ。なので、「保険で資産形成なんてダメ!」と言い張るのは、保険関係費用面しか見ていない点で「恥ずかしい頭の悪い主張」なのです。
あ、そういえばこんな話、人気YouTuberの記事で書いたかな笑。
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