医療保険の考え方

生命保険のお話

いまだに愛犬が亡くなって心の傷が癒えていない状態ですが、本日母親より「1年くらいして落ち着いたら、また飼う?」と聞かれ、母親も飼う気マンマンであることが判明したので少し気が楽になりました。もちろん、同じ性格や行動をする子は無理でしょうが、またシェルティを飼うのは決まっています。

さて、保険の話をしましょう。医療保険の考え方、というテーマで本日は書いていきたいと思いますが、医療保険の考え方は募集人によって千差万別だったりします。なので、「こう入るのが正解!」と一概に言えない分野ではあるのですが、考え方のアウトラインでもお伝えできれば参考になると思います。

まず、今よく宣伝されている「使わなかった保険料が返ってくる」医療保険は、よくお問合せをいただきます。「使わなかったら勿体無い」と考える人もいるのは理解できますし、需要があるのも納得です。

では、例えば40歳の方がこの医療保険に加入し、70歳で保険料の還付金を受け取る設計にしたとします。そうすると、保険料をかける期間が30年あるわけですね。30年の間に、医療技術はどこまで発展するでしょう?実は、昔の医療保険って最新の医療技術・手術に対応していない場合もあり、いざ医療保険を使おうと思ったところ、医療保険の適応外ということが起こりうるのです。

医療保険で肝心なのは、当然ですが「いざ入院・手術となったときに、金銭的な負担を軽減してくれるか」ですから、長い期間掛け続けていると医療技術の進化に対応できない可能性があることを、多くの方は思っておりません。したがって、私個人の考え方として、「医療保険は終身払いにしておいて、新しい医療保険ができたら乗り換えしやすい」設計にしておくことを重視しています。

それに、医療保険は開発が著しい分野ですから、時間の経過とともに安くて良い医療保険が開発されています。今では、各社がこぞって医療保険を売るための子会社を設立し、宣伝しています(このことからわかると思いますが、医療保険は保険会社にとって儲かる商品なのです)。

したがって、医療保険を考える際には、「保険料が勿体無い」と感じるのと、「いざとなったときに対応できない可能性のあるリスク」を天秤にかけて考えるのが重要です、と普段からお伝えしています。

他にも医療保険を考える際には、三大疾病についてどこまでリスク管理するか、一時金を拡充しておくべきか、など色々考慮要素はあるのですが、まずは上記のことを念頭に置いて検討されるのがよろしいのではないでしょうか。最後に決めるのは、ご自身の価値観に基づいて、ということになりますので、検討の際にこの記事が参考になれば幸いですね。

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