一件のお申込み

生命保険のお話

先週、紹介で既往歴のある方とお話してきましたが、無事、本日成約となりました。加入することが出来る保険が見つかった本当によかった。やはり、紹介案件はスピード感がありますね。

既往歴というのは本当に厄介で、例えば一度がんに罹るとほとんどのがん保険は加入することが出来ません。「がんに罹ったときにお金がかなり罹った。今は完治したけど、転移したとき、再発したときに備えてがん保険に入っておこう」となっても、謝絶となるのです(がんに罹ったことがないと偽ってもバレますし、そもそも告知義務違反です)。

保険会社には、「逆選択」というワードがあります。逆選択とは、保険事故が発生するリスクが高いことをわかっていながらも、保険を契約しようとすることを言います。保険とは、偶然の事象を大数の法則や相互扶助の考えに基づいて、保険料の負担が公平になるような仕組みになっています。そのため危険率が異なる人がいる場合には、保険料も危険度に応じて高くなる必要があります。そうでなければ保険の平等性は失われてしまうことになります。

だから、危険度に応じて保険料率の高い「緩和型の医療保険」が登場し、それよりも危険と判断されれば「謝絶」「引受延期」となるのです。体に異常のない健康なうちに保険に入っておくべきだ、と説得されても、結局そのときに実感が湧かなければ加入することはないでしょうが、将来異常が出てからでは入れないのが保険なのです。このあたりの判断が正常に出来るかどうかは、お客さんの頭の良さに比例しているんですよね…

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