リスク許容度は人によって異なる

生命保険のお話

去年の商談で一つ思い出したことがあったので書き記しておきたいと思います。お会いしたのは、36歳の女性で、結婚して子供も出来たので保障はあったほうがいいよね、という話をいただきました。

事前段階で、月払いで1,000万円ほど保障があれば十分だろうという感覚があったので(ご主人は1,000万円プレイヤーだし、本人も大手銀行で勤務されているので)、今よく売れている変額保険を持っていったのですが、株価変動リスクが許容出来ないということで代替案としてドル建の提案になりました。

私が提案できる保険は基本的に3種類あり、①円建終身保険、②ドル建終身保険、③変額保険になるのですが、満期時の解約返戻金を受け取る際のリスクとして、ドルなら為替変動リスク、変額なら株価変動リスクがあります。本人は、株価変動リスクは取れないけど、為替変動リスクなら甘受出来るという価値観だったのですね。このあたり、銀行員としてのリスク管理許容度が反映されているのだろうと感じました。

なお、この人の話を聞いていると、ずっと貯金してきた1,000万円が現金であるので、一時払いのほうがいいということになりました。去年は急激な円安ドル高が進んだため、提案した後、為替が落ち着くのを少し見たほうがよい、ということで終わりましたが、そろそろ再提案の時期かな。

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