うつ病診断が後に抱えるリスク

生命保険のお話

最近はうつ病の患者も増えてきて、メンタルクリニックに通っていますだったり、睡眠導入剤を服用していますだったりしている人とお会いすることもあったんですけど、仰天した事例として「職場で叱責を受けて腹が立ったから、うつ病を装い、医者にうつ病と診断させて休業手当を受け取っている」という人がいました。しかも、この人は市役所の公務員。税金詐欺でしょ、これ。

それはそれとして(全くよくないが)、うつ病と診断された人がどのようなリスクを抱えるか考えてみましょう。私は生命保険募集人なので、生命保険の観点から言うと、保険に入れなくなります。ちょっと強引な言い方でしたけど、少なくともうつ病と診断されて5年は入れないことが多いのです。そして、入れたとしても割増保険料が適用されることもあり、もはや普通の人と同じ保険に入れるかどうかも怪しくなってしまうのですね。

保険の話以外で言うと、住宅ローンが組めなくなります。団体信用生命保険が組めなくなりますからね。ただ、今はいわゆるワイド団信というのもありますから、それなら住宅ローンも組めるでしょう。もちろん、うつ病ということで金利は上乗せされますけどね。人生で一番高い買い物と言われている家の金利が上がるって…それって凄く大きい金額を余分に支払わなければならないことを意味するわけですね。

本当にうつ病になってしまう人は仕方ないと思います。私の前職の部下だって、私が退職した後の人間関係が上手くいかず、メンタルクリニックに通っていると聞いています。しかも、薬を処方されているので、うつ病と診断されているでしょう(診断されなければ薬を処方できませんからね)。今は簡単にうつ病と診断されてしまう時代なのです。それは必要なことなのかもしれません。しかし、その診断確定の背後に潜むリスクについても把握しておきたいですね。

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