年末にいつも通っているお店でインフルエンザに罹患したのですが、その際に処方された薬が合計で5,000円ほどかかりました。割と高いなー、と何となく思っていたのですが、今日ネットニュースをサーフィンしているとPayPayがインフルエンザ保険を販売するニュースが飛び込んできました。
コロナ保険が出来て、もはや病名がそのまま保険名として周知されているのは「がん保険」だけではなくなったんだな〜と思っていたのですが、とうとうインフルエンザまで保険対象となるような時代になったようです。給付金自体は3,000円から選べるようですし、加入期間もインフルエンザの流行する時期に限定されているのは割と良心的なのかな、とも思いますが、恩恵もあまりないのでは…と思ってしまいますね。
本来、保険とは「不測の事態が生じた際に、その損害を金銭的に補填する性質を有した金融商品」だと認識されるべきで、インフルエンザに罹患した際の金銭的損害ってそこまで大きくないから、わざわざ保険で対策するニーズはあるのかな…と思うのですが。単純に「保険料は安いし、出ればラッキー」くらいで加入される方も多いのかな。そのあたりの感覚は分かりかねますが。
でも、それを言い出すと「コロナ保険」だって、罹患した際に給付金を出します、というものの、別に実際の金銭的損害を補填するものではないイメージなんですよね。実際、「コロナに罹ったから○○万円貰えた!」と嬉しく報告してくれる人もいますが、本来的には「コロナに罹って療養期間働けなくなった賃金が補填されて助かった」となるのが保険の本質的意義だと私は思います。
まぁでもお客さんが感謝してくれるならそれは良いことだし、その延長線上に本来の保険の意義を再確認していただけるのなら、加入した意味もあったのだろうと思う側面もあるわけで。ただ、コロナ保険はともかく、インフルエンザ保険かぁ。うーん。
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