国民年金制度、本当に大丈夫?

生命保険のお話

ブログを書くにあたって、何をネタにするか色々考えるのですが、ちょうど3か月前に大きな話題となったニュースが目に入ったので紹介したいと思います。その名もタイトル通り、「国民年金制度って本当に大丈夫なの?」という話です。

厚生労働省は、国民年金について、会社員が払う厚生年金の保険料や国庫負担で埋め合わせる、という記事が出ました。これは、国民年金制度を維持するためにはもはや国民年金の徴収や運用だけでは追い付かないということです。それもそのはず、国民年金制度を支える人口比率が既に崩壊しているのですから。具体的な話をしてしまうと、昔は17人の若者が1人の高齢者を支えていたから成立していた年金ですが、今や2人の若者が1人の高齢者を支える時代で、将来的に1.3人の若者で1人の高齢者を支える時代がやってきます。めちゃくちゃ下の多い騎馬戦から、肩車になってしまうのです。その上で支えられている老人は、もうグラグラ、ふらふらでしょう。

そもそも、国民年金が5万円台を「維持」しようとしていることにすら疑問を感じます。低金利・低賃金化している中、物価上昇が続く日本ですよ?上げろよ!と思いませんか?(無茶を言っているのは承知で)。

将来的な話はまだまだ分かりませんが、もしかするとこんな人が増えるのではないでしょうか。

家を購入して退職金でローンも完済した。今から貯蓄と年金での生活に回る。よし、老後の生活を楽しもう。でも、国からの年金は減り、生活するだけで精一杯どころか、足りない。固定資産税、車検代やガソリン代などの固定費は軒並み値上がり。足りると思っていた貯蓄は改めて見直すと心もとない。よし、70歳まで、警備員でもしながら凌ごうか。

そうなったらそのときには人員過多で雇ってくれるか分かりませんけどね。

あるいは、こんな人も出てくるのではないでしょうか。

賃貸がコスパ最強と豪語しつつ、定年まで迎えてしまった。定住の地があるわけでなく、退職金もわずかしか貰えず。国民年金は家賃の支払いに回り、厚生年金で慎ましい生活を余儀なくされる暮らしになりそうだ。長年の現場勤務で、体は疲弊しもはや再雇用さえままならない。ゆとりある老後生活なんて夢のまた夢。もはや、その日のメシを考えるだけである。

老後の生活資金、割と楽観的に考えている人が多いようですが、こうならない自信ありますか?

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