残念な保険担当者の話

生命保険のお話

母親が、どうも目の調子が悪いということで、眼科へ検診へ行ったところ、緑内障予備軍と診断され、将来への予防のための手術を勧められました。あまり専門的な単語は分かりませんが、母親の場合、房水の排出をする腺が一般的な人よりも細く、目詰まりして、眼圧が高くなる可能性が高い、ということらしいです。

うちの母親は生まれてからずーっと視力がよく、私が子供のころは、私の眼科検診で、後ろの席からバックライトなしで2.0が読める人でした(私が眼科へ通っていたのは近眼のためです。目の良さは遺伝しなかった)。単純に遠視じゃないの、と思うこともありましたが、近くも平気で読めたので、本当に視力がいいんでしょうね。今は老眼で近くの文字が読みづらいらしいです。目のいい人ほど老眼になるの早いっていうけど、近眼の人は遅いのかな。あと10年もしたら私も老眼になるのかな。

さて、話は戻ってその緑内障の予防のために、白内障の手術を受けました。緑内障の予防に白内障の手術?と思いましたが、どうも母親のような症状の場合、白内障の手術をするのが一般的な予防法らしいです。左目を水曜日に手術し、右目を金曜日に手術してもらいました。片目ずつ手術しないとほとんど見えなくなるそうで、手術後はやはり見えにくそうにしていました。

目の手術も無事終わり、視力も回復して、いつも通りの生活に戻れていたのですが、ふと思い出しました。母親は医療保険に入っているので、診療点数のつく手術だから、手術給付金が保険会社から降りるだろう。ということで、母親の加入している日本生命の担当者に連絡を入れ、経緯を説明し、必要な書類を持ってきてもらいました。ここからが本当に残念でした…。

自宅へ来てもらい、母親と私で書類を確認しつつ、「緑内障の手術は給付の対象ですか?」と私が質問したところ、「出る出ないはお答えできないんですよ、すみません」と言うんです。事前に経緯は説明しているんだよ。わざわざ担当として来て、手術内容も伝えているのだから、「診療点数のつく日帰り手術なので、基本的に対象となりますが、支払いに関しては請求担当部署の判断になります」くらい言えないのか?

この時点で、まぁ日本生命の保険外交員なんてそんなレベルだし仕方ないか、と半ば諦めつつ、診断書を書いてもらうように指示されたので、診断書と別の書類、計2点を受け取り、終了となるところでした。本来は。でも、そこはさすが日本生命。それだけで終わろうとしませんでした。

「今入っている医療保険はだいぶ古いものですが、それはもう支払いが終わるので、そのまま置いておいてください。ただ、今は入院期間も短くなっていますし云々」と言って、提案書3通出してきました。これには失笑。あなた、最低限の確認もせずに、何しに来たの?

さすがに温厚な私も怒り心頭で文句の一つでも言ってやろうかと思いましたが、さっさと帰って欲しかったので、私が「今の内容で十分と認識しているので、改めて入る必要はないと考えています」と伝え、受け取るだけ受け取って終了。お帰り頂き、書類に目を通します。診断書を入手しようとすると、お金がかかるので、対象となるか確認するのが先決です。もう担当は役に立たないので、カスタマーセンターに連絡しました。対象とならずに、診断書のお金だけかかったら嫌ですからね。

カスタマーセンターの対応は割とはっきりしていて、「診療点数のつく日帰り手術は基本的に対象となります。両目をされているので、2回分の手術給付金が出ると思われますが、そこは請求担当部署の判断になります」ということでした。「わかりました、いや、診断書が必要ということでお金がかかるものですから、きちんと対象となるか確認しておきたかったんです」と私が答えると、「日帰り入院なので、診断書ではなく、手術内容報告書で大丈夫ですよ」ということでした。

そんな書類、貰っていません。

「担当者から貰っていませんか?」と言われたので、確認しても、あるのは診断書と別の書類のみ(これが何かは忘れたけど本人内容確認書類だったと思います)。「申し訳ありません、担当者が間違えたのだと思います。後日、担当者からご連絡差し上げます」ということで、電話終了。カスタマーセンターの対応は良かったのですけど、問題は母親の担当者。①事前にきちんと対象となるか確認もせず、②間違えた書類を渡し、③挙句、しょうもない設計書で提案してくる、とはどういう了見か。母親と二人で「一体担当者は何を考えているんだ」と、さすがに呆れていたのですけど、「日本生命の外交員なんてそんなもの。信頼できるレベルにいる人を期待するのが間違っている」という結論に達しました。

後日、お詫びの電話と、正しい書類が送られてきましたが、あのおばさん、提案してきた医療保険はもうクロージングしに来ないだろうな。もしクロージングに来たらどうしよう。「あなたは信頼できないので、あなたから入ることはありません」と、はっきり言ってやろうかな。

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