よくある間違い「転換」について

生命保険のお話

せっかく生命保険を見直したのに、実はその内容が「転換」だった…気付かず気付かずのうちに、そんな契約を締結させられ、見た目の保険料が少なくなって喜ぶ方がいらっしゃいます。でもそれ、騙されていますよ?

転換とは、既に持っている契約を「下取り」して、新しい保険契約の保険料に、下取り金額の一部を充当します。したがって、今まで払った保険料は、新しい契約につぎ込まれていくのです。

皆さん、「お宝保険」という単語を聞いたことはありませんか?昔の保険会社の商品って、利率が凄くよかったんです。一方で、保険会社からすると利益がでないので、すこぶる効率が悪いんですよ。お宝保険は保険会社にとってみれば、目の上のこぶなんですね。だから、潰しにくるわけです。まぁ業界歴の浅い人たちはこの事情を知らず(理解せず)、会社から言われるがままにやらされているのが実態なんです。

この事情を知らない(理解していない)募集人も悪ですが、潰しにくる保険会社も悪です。なぜ、「これは昔の良い時代のお宝保険ですから、そのまま持っておくのが良いですよ」と一言アドバイス出来ないのか。こういった転換を勧めてくるのは、顧客無視の、会社の利益を追求する悪質な日本の漢字系生命保険会社が多いんですけどね。

あなたの友人や知人が「最近保険の見直しをしたんだよね」と言っていたなら、誰にしてもらったのか聞いてみてください。加入している保険会社の担当者に相談したというのなら、転換契約の可能性が高いです。十中八九そうでしょう。

みんな勘違いしているのですが、同じ保険会社の担当者に相談していたのでは、正しい保険の見直しはできません。転換契約のように、あなたの資産が食い潰されるだけです。

こういった相談は、独立系FPや代理店の募集人など、きちんとした知識をもってお客さんのために提案できる人を探さないといけないので、気を付けてくださいね。

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