年始のことで、インフルエンザに罹患してしまったことは以前の記事で取り上げたと思いますが、それから少しして、ちょっと腹が立つ出来事があったので、ずーっと前から思っていた思考と共に取り上げたいと思います。
いつもは両親と一緒に夕食をとるのですが、インフルエンザに罹ったと判明する前から父親が露骨に距離を取り始めました。この時点で、コロナなのか、インフルなのか、単なる風邪なのか、確定していませんから、最悪の事態を想定して一定の距離を保つようにする、というのは極めて合理的だと思います。
ただ、父親は2020年5月に、ゴルフ場でコロナに罹り、それを自宅に持って帰っているんですね。そして、ゴホゴホと咳き込みながらも、「雨の中ゴルフしたから風邪ひいた」と言い、1週間ほど普段と変わらぬ生活を続けました。咳き込む回数も増え、コロナだったらどうするんだ、という家族の忠告を受け、コロナ検査にようやく行った経緯があります。つまり、自分がコロナに罹ったときは、「最悪の事態」を想定せず、勝手にただの風邪と決めつけ、挙句、家族全員にコロナをうつしたのです。そりゃ、1週間同じ空間で咳き込まれれば罹るわな。
それが私が発熱したときには、最悪の事態を想定して私から距離をとるんだから、どれだけ自分に甘いのか、愛想が尽きます。これは私の父親の例ですが、他にも前職の上司なんかも自分に甘かった。
学習塾勤務時代は、とにかくスケジュールが過密で、提出物も多いことから激務の塊でした。管理しきれず、提出物を出し損ねたり、連絡が抜けたこともありますが、そのたびに上司は私を激しく叱責し、「うっかりミスをどうやったら無くせるか考えて報告しなさい」と指示する人間でした(二度と会いたくない人種です)。
しかし、上司に対してこちらからお願いしている進捗状況を確認すると、「ごめんごめん、うっかりしてたよ」と平気な顔で言うのです。どの口がそんなことを言えるのか、本当に疑問で人間性を疑っていましたが、つまりこういった人たちは「他人に執拗に厳しく、自分に超絶甘い」のです。私は逆に、「自分に厳しくするが、それ自体が嫌なので、他人に厳しくするのも嫌」な人間です。嫌なことを他人にしたらいけないって小学校のときに習いませんでした?だから、自分に厳しく出来ない人は、それが嫌ってことでしょうから、他人に厳しくしたらいけないんですよ。別に厳しくするだけがマネジメントではありませんし、そもそもマネジメントなんて無数の手法が存在するわけです。
このブログを読まれている方も、身内にいらっしゃいませんか?自分に甘く、他人に厳しい人。要注意ですよ。私は周囲の人間に恵まれる機会が少ない人間だと思っていますが、むしろ恵まれている方のほうが少数派なのかもしれませんね。
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