世間的にはクリスマスイブの日ですが、独身の私には特にクリスマスを祝うような相手もおらず、特に思い入れのあるイベントでもないので関係ありません(悲しいことに?)。
むしろ、今年は有馬記念の日なので、そちらに集中しています。残念ながら、イクイノックスとリバティアイランドは出走しませんが、GⅠ馬が9頭と豪華メンバーでのレースとなるので、それなりに楽しめそうです。イクイノックスが引退してしまったので、結局どの馬が優勝しても「イクイノックスが出てたら優勝していただろうな」となるような気がするので、残念有馬記念となりそうですが。
折角なので、ちょっとイクイノックス号について触れておこうと思います。「日本競馬史上最強馬はどの馬か?」という問いがどの時代にもあるのですが、社会現象になったディープインパクトがデビューするまではそこそこ意見が分かれていました。「シンボリルドルフ」「テイエムオペラオー」「マルゼンスキー」など、いろんな名馬がいましたからね。
しかし、ディープインパクトがデビューしたことで「史上最強馬はディープインパクト」という意見が大勢を占めることになり、個人的にもディープインパクトが史上最強馬だと思います。欧州史上最強馬と呼ばれた「リボー」と体系や走法が酷似していること、種牡馬としても活躍して、リーディングサイアーを幾度となく獲得していることから、総合的にディープインパクトを上回る競走馬というのは、少なくとも私が生きている間には出てこないと思われます(ディープインパクト系の種牡馬が今後衰退していきそうな感じではありますが…その点で、欧州でノーザンテースト系→サドラーズウェルズ系がより分派していっているのは素晴らしいと思います)。
思えば、リボー系種牡馬も衰退を辿り、今やほぼ残っていない現状です。ディープインパクト系も、リボー系と同じく衰退を辿るのではないか、個人的に凄く懸念しています。サドラーズウェルズ系みたいにもっと分派していくと思っていたのですけどね。
前置きが長くなってしまいましたが、イクイノックスの活躍によって、同馬が「日本競馬史上最強馬ではないか?」という議論がディープインパクト以来久々に生まれました。というのも、GⅠを6連勝、通算成績10戦8勝2着2回と連対率100%を記録し、2023年の天皇賞秋では世界レコードで優勝する実績。ドバイシーマクラシックでは初めて逃げを打ち、そのまま圧勝で逃げ切り。史上最強三冠牝馬と名高いリバティアイランドを結果的に引退レースとなったジャパンカップで相手にしない強さ。対戦相手の実績も含め、このような臨戦過程でGⅠを6連勝するのはまさしく史上最強と言えるでしょう。
そんなイクイノックスもおらず、史上最強三冠牝馬もいない有馬記念ですから、どの馬が勝ってもその勝利が霞んでしまうのはやむを得ないでしょう。個人的にはジャスティンパレスかな、と思っていますが、果たしてどうなるか。楽しみですね。
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