今やインターネット全盛期、ネットを介した保険会社が出てくるのも当然かと思われます。私たち生命保険募集人は、お客さんから契約の申込みがあって初めてお給料が発生しますが、人件費というのが一定程度存在するわけで、むしろ人件費があるからこそ保険会社というのは活動出来ているわけです。
ネット保険は、この人件費をなくす代わりに、多額の宣伝広告費を費やして活動しているわけですね。果たして、この宣伝広告が人の代わりになり得るか、という疑問がありますし、そもそも万が一の際に誰が保険金請求をするのか、という問題もあります。
あと、○歳で保険料は○円、と安さを売りにしているのですが(比較してもそこまで安いわけではないにもかかわらず)、保険期間が10年更新だったりします。30年定期を選択すると保険料は普通に高くなります。それだと不安だな、と思い終身保険を選択しようとしても、終身保険はありませんでした。
さすがネット保険だな、と思えるのがお客さんの無知につけこんで、利益率の高い定期保険と利益率の高い終身医療保険、がん保険、就業不能保険を中心としているわけです。商品ラインナップに、収入保障保険や終身保険はないのです。これ、お客さんのために保険を売っていると思いますか?また、お客さんがそれを理解したうえで適切に申込みが出来ると思いますか?
どこの保険会社かは名は出しませんが、そういう会社は遅かれ早かれ、破綻すると思いますよ。
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