先日、新規のお客さんから見直しを考えている旨のご相談をいただき、兵庫まで会いに行ってきました。今加入しているのは、日本社の更新型の保険で、担当者も変わったので見直す機会だと思ってお問合せしてくれたようです。
実際にお会いして話を聞くと、担当者が1月まで休職中で連絡が出来ず、見直しをしようにも待たないといけないと言われているようでした。担当者がいなかったら見直し出来ないんですか?自分の契約なのに、それっておかしくないですか?と話したのですが、なぜかそれで納得しちゃってるんですよね~。
自分の契約を更新しようが解約しようが見直しをしようが、それって自分で出来ないと言われているって凄くおかしいことですよ。法律学上の概念として、「契約自由の原則」というものがあるのですが、「契約を結ぶかどうか」、結ぶとしても「誰と結ぶか」、「どのような契約内容にするか」について、 当事者は自由に決めることができるんです。そして、保険契約の場合、契約者から見て契約の相手方は「保険会社」ですから、保険会社は照会されたことに対して答えないといけないのです。それを担当者に丸投げして、答えないというのは誠実な対応とは思えません。
誰だって、保険で損したくない!と思っているのだから、見直ししたいと思っているのに、自社の利益のために契約者を待たせて、その間に利益を上げ続けるなんて、まともな会社のすることではありません。でも、日本人は事なかれ主義だから、「それなら仕方ないな~、待ってあげるか」なんてなるわけです。損をしている側って、言葉を選ばずに言えば「搾取されている」のですけど、保険だから搾取されても仕方ないなんて、まさか思う人はいませんよね?保険だから損して当たり前なんていう概念は、もはや過去の話です。それが、保険は募集人と契約者の間で情報格差・知識格差が大きいから悪い募集人や保険会社に言われるがままにお金を払っているんですよね。多くの方は保険でかなりのお金を損しているんですけど、そのお金、ドブに捨ててますよ。気をつけましょうね。
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