米ドルの外貨定期預金が4.5%になっています。単純な計算でいうと、「500万円預けたらあとは寝てるだけで22万円が毎年入ってくる」ということになります。これに対し、現在の日本のメガバンクの定期預金の金利は0・002%程度しかありません。上記の単純な計算だと「500万円預けて100円程度の利息しか得られない」ということになります。
もちろん、外貨預金については、為替変動リスクがあります。しかし、これは円高になったときに円に換算した金額が減少するリスクを含む反面、円安になった際には円換算の金額が増加する利益を享受することが出来る可能性がある側面を有しています。為替レートが不利なときにはドルのまま保有したらよいわけで、円に交換する時期を選べるのであれば為替リスクはそこまで危惧するリスクではないように思えます。
この低金利は日本のデフレや高齢化が原因と言われています。詳細は省きますが、かつての日本の金利が5.5%だった時代から考えると大きな下落です。しかも5.5%の金利については為替変動リスクもありませんからノーリスクです。そう考えると、凄い時代があったものだな、と思いますよね。
FRBのパウエル議長は、インフレ沈静化のために更なる利上げを複数回行う必要がある、と発表していますから、現状の金利がまだ上がる可能性はあるわけです。そうすると、世界の資産はドル買いに向かうでしょうから、相対的に円の価値も下がってしまうのではないかな、と危惧しています。
2022年の急激な円安は記憶に新しいところで、1ドル150円まで円の価値が下がりましたが、これって一時的なことだと思いますか?
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