P免のもう一つの意義

生命保険のお話

以前、P免は必ずつけた状態で提案するお話をしたと思うのですが、P免にはお客さんが喜んでもらえる他にもう一つの意義があるので書いていきます。P免とは、「保険料払込免除特約」のことで、三大疾病に罹ったときに、保険料の負担がなくなる特約のことを言います。

今回は貯蓄性のあるドル建て保険や変額保険を思い浮かべながら考えてほしいのですが、「貯蓄するなら積立NISAやiDecoのほうが、手数料が安い分、効率よく資産形成できるよね」という面があるのは事実です。

ここで、保険で積立をする場合、「P免」の存在が活躍する場面があります。すなわち、毎月一定額を積み立てているが、癌になったり脳梗塞になったりすると、そこで仕事が出来なくなり、積立にまわせる金額がなくなる可能性があります。

ここでP免があると、その時点で保険料の払込みは終了し、代わりに保険会社が積み立ててくれますから、言い方が適切かはさておき、「P免が発動した時点で将来の資産形成が終了する」と言えます。

積極的な資産形成については、それこそNISAや株などで行っても構いませんが、「将来絶対にこれだけの金額は積み立てておきたい」と思うのであれば、P免を付けて積立の保険を利用するのも、十分ありなのです。これが、「守る」積立です。

あまりP免については、知られていないのですが、これを付けるだけで将来の資産形成の安心材料になるのですけど、そういったこともほとんど話題にないですよね。もちろん特約なので、保険料は上がるため返戻率は下がるのですが、そもそも資産形成が出来る健康状態を保てなくなった場合、返戻率云々どころではなくなりますよね。

なので、月にいくらまでを積極的に積み立てて資産形成し、守る財産をいくらまで費やすか、バランスをとって考えないといけないのですが、そんな話ってどのユーチューバーもしてないんですよね。素人の発信って怖いなぁ、と思います。

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