すい臓がんで余命２年

2022年にステージ４のすい臓がんを公表していた旅系カップルYouTuber「サニージャーニー」のみずきさんが今年の１月７日に、YouTubeチャンネルでがんの初期症状について明かしました。

内容については割愛しますが（本人のYouTubeチャンネルを見てあげてください）、がんの治療費についてクラウドファンディングを行ったことは注目してよいでしょう。中には、「がんの治療費は高くない」という人がいることも知っていますが、果たしてそう言い切れるものか、本人たちのコメントを参照しつつ検討していきたいと思います。

本人たちは「がん保険には加入していない」とのことで、今後の治療は「高額療養費制度」を利用することで費用を抑える予定。病気が発覚して最初の月の医療費は「ほとんど検査だったが、検査と入院で28万円」だったと言います。高額療養費制度を利用しても、「今後毎月80,000円超」の支払いが生じるという。

その他、食事代や洗濯代がかかるため、年間約100万円がかかる計算になりますので、本人曰く「結構、高額療養費制度があるからがんの治療費なんてそんなにかからない、というコメントがあったが、僕の感覚としては決して安くないかなと思っています」そう。さらに、保険適応外の治療にもお金がかかるので、「セカンドオピニオンは１つ受けると１～３万円。コメントでおすすめされた高濃度ビタミンＣの注射は１回２万円。これを週３回、１年間継続すると年間288万円かかってくる。いわゆる自由診療ですね。他にも有名なのは免疫治療というものがあるんですけど、僕らが見積もりを出してもらったのは、１クールで400万円なら安いほうでした」という。

「もしも今後、海外での治療を受けたら助かるとか、助かる可能性が高くなるとか、そういったことが出てきてそれが何千万円もかかるとなったら、クラウドファンディングさせていただくこともあるかもしれません」としています。

さすがに海外の治療まで行くと保険でも対応できませんが、国内の治療でも結構なお金がかかるのは普通に調べれば分かると思うのですが。長期化するし、転移もする。別にがん保険に入らないといけないことはないですが、「医療保険は要らない」と他人に主張する人はその人がこういう状態になったときに責任はとれるんですかね。私は「貯金で賄えるなら医療保険やがん保険はなくても構わないが、多くの人はそうはいかないので、持っておいたほうがいいと思う」派です。