全く趣向を変えて競馬の話なんてたまにはしたいと思うのですけど、私は高校1年生のときに競馬を見始めて(父と友人の影響で)、それ以来競馬観戦が好きです。別に賭けなくてもいいのです。馬が走るのを見るのが、最後の直線の攻防が、好きなのです。
私が高校3年生のときに、ディープインパクトがデビューしました。その衝撃は、今までの競馬人生20年の中でも、最大の衝撃です。世の中に、こんな強い馬がいるのか。過去のどの名馬より、安定して強く、速い。若駒ステークスの勝ちっぷりに二度目の衝撃を受け、弥生賞で「あれ?アタマ差か、あんまり強くないのかも?」と思ったら、出遅れながらの皐月賞の圧勝。「あ、三冠馬をこの目で見れるな」と確信しました。
そして、今年の3歳馬は「牝馬はリバティアイランドがいるけど、牡馬はどうだろう」と思っていたところ、ソールオリエンスが皐月賞で最終コーナー17番手からの差し切り勝ち。また、今年も3歳戦が楽しみになりました。
古馬戦線は、イクイノックスがドバイデューティーフリーを圧勝し、凱旋門賞前売り1番人気となっています。世界でこれだけ強く戦える馬が出てきて、今の競馬はとても見応えがあります。ダート路線は、ウシュバテソーロがドバイワールドカップを勝ち、世界的にも日本馬の強さが認められる時代になってきたと言っていいでしょう。
昔から、日本馬の海外挑戦は続けられてきました。しかし、昔の日本競馬と海外競馬のレベルにはかなり差があり、なかなか日本馬が勝つことが出来なかったのです。しかし、1998年にシーキングザパールがモーリスドゲスト賞を勝ったところから、日本馬による海外GⅠ制覇が始まり、タイキシャトルやエルコンドルパサーなどの活躍で、一気に海外競馬に日本馬が勝負できるようになったと記憶しています。
しかし、世界最高峰のレースである凱旋門賞の日本馬による勝利はまだ出来ていません。私が競馬を見始めて20年、惜しかったのはオルフェーヴルの凱旋門賞でしょうが、今やロンシャン競馬場の馬場が日本の馬場と大きく違う、深くてパワーのいる馬場になったことから、芝適正があるだけでは勝てなくなっている気がします。
そうすると、日本の芝で大きな実績を残せて、かつ欧州のパワーのいる馬場に適正もある馬でないと、凱旋門賞は勝てない、ということになってしまうのですが、私が生きているうちに日本馬による凱旋門賞制覇は達成できるのか。ぜひ、生きているうちに見たい!と思っています。
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