残念なセールスレディの話

生命保険のお話

先日、たまたま仕事の休憩中で立ち寄った知り合いのカフェで、日本の漢字系生保のセールスレディと知り合う機会があったので、そのときに感じた悲劇を記しておこうと思います。まだ若いセールスレディでしたが(30代半ば)、勉強不足ですね。私より業界経験も長いのに。

①他社の一時払いの利率を知らない
現時点(2023年12月)時点では、一時払い終身保険の利率がかなり良く、20年後の返戻率が230~250%あたりで推移しています(会社や商品による違いがある)。ちょうど今決まったばかりの設計書があったので返戻率を見せると「それ見せられるとウチでは勝負できないです~」とのこと。じゃあ、あなたの会社の一時払い売ったらダメだよね。お客さんはもっといい商品があるのにそれを検討する機会を奪っているんだからね。気を付けてほしいと思います。

②予定利率の使い方が間違っている
一時払い終身保険の利率を見せたときに「めちゃくちゃ予定利率いいですね!そんなのに私も入りたいな~」「予定利率いいと、やっぱり良いですよね!増えるな~」とか言ってて違和感に気付いたんですけど、おそらく単なる「利率」もしくは「基準利率」や「積立利率」と混同してるんですよね。予定利率って、保険会社が予め設定しておく利率で保険料率に影響を及ぼすものなので、大きく影響するのは「保険料それ自体」ということなんですけど…

③積立NISAを知らない
保険屋さんをやっていると、お金の問題の相談を受けることが多々あります。その人はFP3級も持っていましたが、「積立NISAってどう思います?全然知らなくて、やったほうがいいのかな~」なんて言ってましたけど…なんで知らないの笑。聞けば、ドルコスト平均法なんていう基本のキの字も知らないなんて。

他にも叩けば一生埃が出てきそうな人でしたが、これ以上変なことを喋られても(周囲の目があったので)保険屋さんのイメージダウンに繋がりかねないと思って話を切ってしまいました。実際、活動は苦しそうでしたけど、あと何年もつんだろうね。ダメだったら、ウチの代理店に来ればいいのにな。勉強し直して、きちんとした設計思想を持てば、変われるかもしれないのでね。

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